FXのポンドドル(GBP/USD)で、証拠金10万円、許容損失6%の場合のポジションサイズの計算方法について
ポジションサイズ計算の基本
【前提条件】
- 証拠金(口座の資金): 100,000円
- 許容損失: 6% → 0.06 × 100,000円 = 6,000円(この金額が損切りでの最大損失許容額)
- 通貨ペア: ポンドドル(GBP/USD)
- ストップロス幅(損切り幅): 例えば50pipsと仮定(実際は戦略による)
計算方法ステップ
- 損失許容額を決定
6,000円 - 1pipsの価値を求める
ポンドドルはドル絡みの通貨ペアなので、1pipsは通常0.0001ドル(0.01セント)に相当し、1ロット(標準単位は10万通貨)の場合、1pips = 10ドルです。
日本円での価値はドル円レートを使って計算します。
例: ドル円レートが140円の場合、1pips = 10ドル × 140円 = 1,400円(1ロットの場合) - ポジションサイズを計算
計算式:
ポジションサイズ(ロット) = 損失許容額 ÷ (ストップロス幅(pips) × 1pipsの日本円換算価値 ÷ 1ロット)
具体例で計算すると:
1ロットの50pips損切りの場合の損失は、50 × 1,400円 = 70,000円
許容損失6,000円では、1ロットは損失が大きいので、計算でポジションサイズを求めると、
ポジションサイズ = 6,000円 ÷ 70,000円 = 約0.0857ロット(8,570通貨)
まとめ
項目 | 金額・数量 | 備考 |
---|---|---|
証拠金 | 100,000円 | |
許容損失 | 6,000円 | 6% × 100,000円 |
ストップロス幅 | 50pips | 仮定値 |
1pipsの価値(円換算) | 1,400円(1ロットあたり) | ドル円が140円の場合 |
計算結果ポジションサイズ | 約0.0857ロット(8,570通貨) | 小数点以下は調整可能 |
このように、リスク管理として損失許容額の範囲内に収めるためにポジションサイズを決めることが大切です。
損切り幅やドル円レートが変われば計算も変わりますので、その都度調整しましょう。
安心して取引を始めるための基本的な考え方になります
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