FX資金管理の基本:証拠金40万円の計算例

しずかな学び舎

証拠金が40万円になったこの機会に、あらためて資金管理のお勉強をしたいと思います。

私はポンド系の取引をすることが多いので、値幅は大きく150pipsとって考えています。

上下の振れ幅は大きいとみなし、思った方向へ進んでいくのを待つトレードをしています。

おもによく監視しているポンド/ドル、ユーロ/ポンド、ユーロ/ドル、ポンド/オージーについて計算します。

これからのトレードでこちらを確認しながらエントリーしようと考えています。

ポンド/ドル(GBP/USD)取引(現在レート156.2円)

  • 通貨ペア:ポンド/ドル(GBP/USD)
  • 証拠金:40万円
  • リスク許容(金額):口座残高の3%=12,000円
  • リスク許容(値幅):150pips(0.0150)
  • 1pipsあたりの損益:1万通貨で156.2円(1.5620円×1米ドル)
  • 計算式
    許容ロット数=リスク許容額 ÷(値幅 × 1pipsあたりの損益)
    =12,000円 ÷(150pips × 156.2円)=0.05ロット

この場合、リスク許容額12,000円、値幅150pipsで取引する場合、約0.05ロット(5,100通貨)までが許容範囲になります。

ユーロ/ポンド(EUR/GBP)取引

  • 通貨ペア:ユーロ/ポンド(EUR/GBP)
  • 現在レート:1EUR = 0.8500 GBP(例)
  • 証拠金:40万円
  • リスク許容(金額):12,000円
  • リスク許容(値幅):150pips(0.0150)
  • 1pipsあたりの損益:1万通貨で約85円(0.8500×100円)
  • 計算式
    許容ロット数=12,000円 ÷(150pips × 85円)=0.09ロット

ユーロ/ドル(EUR/USD)取引

  • 通貨ペア:ユーロ/ドル(EUR/USD)
  • 現在レート:1EUR = 1.0800 USD(例)
  • 証拠金:40万円
  • リスク許容(金額):12,000円
  • リスク許容(値幅):150pips(0.0150)
  • 1pipsあたりの損益:1万通貨で約108円(1.0800×100円)
  • 計算式
    許容ロット数=12,000円 ÷(150pips × 108円)=0.07ロット

ポンド/オーストラリア(GBP/AUD)取引

  • 通貨ペア:ポンド/オーストラリア(GBP/AUD)
  • 現在レート:1GBP = 1.9000 AUD(例)
  • 証拠金:40万円
  • リスク許容(金額):12,000円
  • リスク許容(値幅):150pips(0.0150)
  • 1pipsあたりの損益:1万通貨で約190円(1.9000×100円)
  • 計算式
    許容ロット数=12,000円 ÷(150pips × 190円)=0.04ロット

ロスカットは必要経費

🌹安心してロスカットする

🌹ロスカットは方向転換するチャンス

🌹チャンスは何度でもある

🌹ロスカットを後悔しない、後悔しないためにロスカットする

🌹残った証拠金に焦点をあてる

🌹ロスカットに感謝する

勝率60%で30回トレードし、18回の勝ちトレードで20万2,500円を手に入れ、

12回の負けトレードで9万円を失うとします。

言い換えれば9万円のコストを支払って、20万2,500円を売り上げたことになります。

「売上-経費=利益」

ロスカットは必要経費です。

経費を使い、売り上げを上げ、利益を残すという考え方を身につけましょう

そうすれば、安心してロスカットできます。

参考文献欄

伊藤彰洋(2019)『FXで勝つための資金管理の技術 勝てない原因はトレード手法ではなかった』

パンローリング株式会社

プロフィール
この記事を書きました
ひろミーナ

しずかなFX小径へようこそ。この場所は、日々の暮らしに寄り添いながら、無理のないペースでFXを学んでいる大人世代のかたに向けた、小さな散歩道です。56歳を迎えた今だからこそ見える視点を大切にしながら、ゆるやかに心地よくチャートと向き合う時間を一緒に過ごしませんか。木漏れ日のようにあたたかく、落ち着いたひとときを、この小径でどうぞ。

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